OL兼週末キャバ嬢としていちゃキャバで働いた体験談

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、さくらさん（33歳　東京都　会社員）からの投稿です。

20代の半ばから後半にかけてキャバ嬢をしていました。

私は一般企業の事務職として働いていたので、生活するには十分なお給料を貰っていましたが一人暮らしのため生活費を払うと手元に残るお金は少なく、趣味にお金を注ぎ込むことは出来ません。

当時は舞台観劇にどハマりしており、チケット代欲しさに毎週金土の2日だけバイトしていました。

普通のキャバクラよりも密着度が高いいちゃキャバ

私は何ヶ所かお店を変えていますが、最後に働いていたのは新橋にあるいちゃキャバです。

いちゃキャバというのは、会話だけのキャバクラとは違いお客さんと腕を組んだり足を膝に乗せたり、女の子との密着度の高さを売りにしたキャバクラのことです。

セクキャバのようにショータイムやキスや胸へのお触りはないですが、お客さんと密着することで親密さを演出できる為、多少会話が下手でも誤魔化しが効くところが人見知りの私にとっては楽でした。

キャバクラで働く子は千差万別

キャバクラというと派手な髪型にネイル、ゴージャスなドレスというイメージを持ちがちですが、在籍している女の子のほとんどが黒髪かダークブラウンでいわゆる盛り髪の子はおらず、一見夜のお店で働く女性には見えない子ばかりでした。

私も当時は黒髪のセミロングで、緩く巻き髪にして清楚さを売りにしていました。

ドレスもド派手なものよりワンピースタイプの落ち着いたものを着た女の子が多かったと思います。

新橋といえばサラリーマンの街ですが、この街のキャバクラはお小遣い稼ぎをしたい素人女性が働くにはちょうど良い穴場だと思います。

銀座のクラブほどプロの接客や教養を要求されませんし歌舞伎町ほど華やかさもありませんが、お客さんの質が程々に良く、後腐れなくキレイに遊んで帰る人が多いです。

働く場所で客層が大きく変わります

新橋のお店で働く前は、横浜と川崎のキャバクラでも働いていたのですが、客層は雲泥の差だと感じました。

横浜川崎は場所柄なのか、ガラの悪いお客さんが多く頻繁に嫌な目に遭いましたし、お金のためと割り切るにはあまりにストレスフルな環境でした。

新橋という街の特性なのかもしれませんが、お店に来るお客さんはキャバクラに来たくて来たというよりも、接待などで連れて来られて仕方なく来た…という一見さんが多かったです。

お店側もそれを分かっている為、キャッチにめちゃくちゃ力を入れていましたが、別に女の子は営業してもしなくてもOKという緩い感じでした。

実際、在籍している間私は一度も営業したことがありませんし、営業しろと言われたこともありません。

昼間に会社で四六時中携帯をいじることは難しいですし、お客さんに万が一会社名などがバレても困るので、営業ノルマが全くないのはありがたかったです。

またお客さんは殆ど一見さんですし、常連になる気がない為、連絡先を聞かれることはあまりありませんでした。

その場限りで楽しく飲んで会話して終わり、という気楽さがありました。

居心地のいいお店を探せれば長く働けます

お店の店員さんものんびりした人や優しい人が多く、テレビや漫画などに出てくる熾烈な売り上げ争いを繰り広げる夜の世界とはかけ離れた緩い世界でした。

お店に在籍している女の子は私のようなOLか大学生のバイトが多数派で、本業のキャバ嬢は少数派でした。

居心地が良い上に時給は5000円。

お客さんもお金払いが良いのでちゃんと女の子にドリンクを何杯かつけてくれて、20時～終電までという4時間だけの出勤でも月収で20万円近く稼げましたし、お店の女の子とも仲良く和気あいあいと働いていましたので、本当に楽に稼げるお店で働けてラッキーだったと思います。

あまりにラッキーなお店に当たったのでずっと続けたいところでしたが、舞台観劇熱が冷めたのと、昼間の仕事をしながら夜にバイトするのがだんだんと辛くなって来たのもあって30歳を前に辞めましたが、もしまた夜のお店でバイトするならあの新橋のお店で働きたいです。

…まだお店が存在するのかはわからないですが。