大学生の頃にスナックでアルバイト！今の仕事でも役立っている水商売の経験

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、ぽんさん（27歳、女、香川県、医療系）からの投稿です。

私は大学生の頃、実習先の沖縄県で3か月ほど生活をしていました。

当時沖縄県には兄夫婦が住んでおり、兄嫁が那覇市の「パスワード」というスナックで働いていました。

「忙しい時の手伝いに来て欲しい」とのお誘いがあり、2か月間だけスナックでアルバイトをさせていただいたので、その経験談を話したいと思います。

その頃私はちょうど２０歳で、水商売の経験はありませんでした。

ですから男性とどのように接したらよいのか、お酒はどう作ればよいのかなど全く分からず、不安しかなかったことを覚えています。

アルバイト初日から慣れるまでは、まずはカウンターに入りお客様と会話をしながらお酒を作ることを繰り返していました。

古い雰囲気のスナックであったためか常連さんが多く、新人の私に怒ることなく、優しく見守ってくれていたように思います。

アルバイトで始めに教えてもらったことは？

お酒の作り方は一緒に働いていた兄嫁が教えてくれてはいましたが、大体のお客様が「僕はいつも焼酎で、割合は…」と優しく教えてくれたので安心して働くことができました。

慣れてきたらお客様の隣に座り、一緒に会話を楽しんだり、カラオケでデュエットをしたり、一緒に踊ったりすることもできるようになりました。

お客様は紳士な方が多かったので、大人になるということはどういうことか、若いうちに努力することの大切さ、人生談など沢山のことを教えていただきました。

お客様との会話で色々な知識を身につけることができ、その後の生活についての視野も広がったため、この経験は自分にとってプラスだと思っています。

アルバイトの収入金額や服装

収入ですが、私はアルバイトで1日3時間だけ入っていて短期であったため、1日5000円手渡しでいただいていました。

1週間に5日入っていたので、月の収入もしては10万ほどです。

スナックと言え、華美なドレスが必要なのかと思っていたので心配していましたが、私が働いていた所は自前のワンピースでもよかったので助かりました。

髪型も自分でできる範囲のセットでよかったので、ありがたかったです。

実習中の学生ということもあり黒髪で短髪でしたが、逆にそれが珍しくてウケがよかったように思います。

もちろん華美できらびやか、美しい先輩方も沢山います。

しかし私は地味で素朴なタイプだったので、偽ってもボロが出ると思い、自分らしさを出していこうと心に決めて働いていました。

不安もあったが、ストレスもなく大丈夫

素性は明かさずとも、性格や言動、振舞いなどは素であったため、ストレスなく働くことができました。

たった2ヶ月間でしたが私のことを深く探ってくるお客様もおらず、身バレすることもありませんでした。

手渡しでお金をいただいていたので両親にバレることもなかったです。

20時から23時までと夜も遅くまでいなかったため、学業との両立も充分可能でした。

むしろ働いていたことでメリハリがつき、生活リズムや健康を自己管理する大切さに気付くことができました。

その点についても、夜の仕事をしなければ身につかなかったことだと思いプラスに考えています。

人間関係の大切さが学べたアルバイト

私はそのバイトで沢山の方と出会い、お話を聞き、色々なことを学ばせていただきました。

この方は今何を考えているのだろう、どういった会話が喜ばれるだろう、何を求めてここに来てくれてるのだろう…など。

お客様一人ひとりの気持ちや思いを考えながら丁寧に接していくことを心がけていました。

相手のことを考える習慣がついたことで、大人になった今でも人間関係を心地よい距離感で保てることができています。

また、現在は若い頃の夢だったカウンセラーとして働いており、その頃の経験を大いに活かすことができています。

水商売は賛否両論ありますが、自分の夢をしっかり持ち、また自分という存在を認め、大切にし、自分に合ったスタイルで自分らしく働けるなら、本当に良い経験ができると思います。