キツイこともあったけど貴重な社会勉強になったキャバクラで働いた経験

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、キラさん（36歳　大阪府　会社員）からの投稿です。

昼は会社員をしていましたが、当時はお給料がまだ低く、定時であがれる会社だったため、友達の紹介でキャバクラに勤めていた時期がありました。

「クレージュ」という名前のお店で、駅前にあり、週3,4日20時から0時まで4時間働いていました。

比較的若いお客様が多く、平日でも割とにぎわっていたお店でした。

キャスト同士の仲があまりよくなかった初めての職場

お店の雰囲気は、高級感があってラグジュアリー。

BGMはジャズがかかっていて、当時のキャバクラにしては大人っぽい変わった雰囲気のお店だったと思います。

お店の女の子は可愛いよりも美人で、背が高いモデル系の女の子が多かったです。

女の子同士はあまり仲良く無い雰囲気で、仕事で一緒に席につく以外はお互い必要以上につるまないといった感じでした。

最初は、挨拶をしても無視されることが多々あり戸惑いましたが、勤続を重ねるうちに徐々に打ち解けていく事ができました。

幸い、担当ボーイさんが優しく親身になってくださる方でしたし、お店の先輩に友達が一人いたので安心して楽しく働けました。

私が稼いでいた収入とお金が入るシステム

時給は当時1,500円スタートでしたが、席についていない待機時間は時給が発生しないシステムでした。

最初はまったく水商売未経験者でしたので、先輩として在籍していた友達にお客様を紹介してもらって、二人で一緒に席につかせてもらいつつ、お客様に顔を覚えてもらうことから始めました。

新規のお客様の席につかせていただいた時は、名刺とメールアドレス交換を必ずするように頑張りました。

メールアドレスを交換出来たら、プライベートの時間もメールしてお客様とコミュニケーションをとり、次に繋げるという繰り返しをしているうちに、徐々に本指名が増えていき、入店して半年で週3,4日4時間ずつの勤務でも、月15万は稼げるようになりました。

私の場合、会社にキャバクラ勤務がばれるとまずいので、お給料は週払いの手渡しにしてもらっていました。

毎週月曜日、だいたい3,4万ずつ頂いていました。

年上のお客様と年下のお客様の特徴の違い

指名を下さるお客様の年齢層が高めで「おやじキラー」と呼ばれていました。

おじ様のお客様は、多少わがままに振舞っても「仕方ないなあ」という感じで笑って聞いて下さる方が多かったように思います。

私はレギュラー勤務ではなかったので、ノルマはあまり厳しくありませんでしたが、ちょっと今月ノルマ達成できなさそうと思ったときは、比較的に年齢層の高いお客様を狙って同伴のお願いをすると通りやすかったです。

当時、22歳と若かったため許されていただけかもしれませんが。

若いお客様の場合、アフターに一緒に行ったりするとすぐに肉体関係に持ち込もうとしたりするので、無難にかわすのに四苦八苦していました。

ですが、そういったクセのつよいお客様は、基本的に次に繋がることはあまりありませんでした。

目的を果たせるかもと思っているうちは通ってくれますが、メリットがないと悟ると変わり身も早かったです。

もっと酷いのだと、指名せずにフリーで何日も通ってきては、席についた女の子全員にねずみ講まがいの儲け話を持ち掛けてくるような方もいました。

その方は、最終的に出入り禁止になりました。

基本的に帰りは担当ボーイさんが送りの車を呼んでくれるので、それで帰ることが多かったです。

キツイこともあったけど凄くいい経験になったキャバクラ

週3,4日とはいえ、昼と夜の仕事を掛け持ちすることは、若かった当時でも体力的にしんどいことも多々ありました。

またプライベートはほぼお客様とのメールで時間を割いていた為、水商売をしていた時期は彼氏をつくる余裕がありませんでした。

ですが、水商売を経験して、男の人の良い部分、悪い部分もたくさん見ることができ、少しばかり人を見る目が養われていった気がします。

また、年齢層の高いお客様が多かったため、目上の方への気配りの仕方は、すべてお客様に教えていただきました。

その後、私は昼の仕事の転勤と伴い、引っ越すことになったため、キャバクラの仕事はやめてしまいましたが、キャバクラ時代にに出会ったお客様とは、メールで交流を続け、結婚した現在もいまだ年賀状のやりとりをしているような方もいます。

貴重な社会勉強になりました。