キャバクラで働くうえでしっかり意識して欲しいデメリットの存在

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、ゆいさん（32歳　愛知県　アパレル）からの投稿です。

私がキャバクラ嬢になったのは23歳の時でした。

キャバクラで働く前は、飲食店で働いていましたがなかなかお金が貯まらず、大学の奨学金の返済を早く終わらせたく悩んでいた時に高校の先輩から誘われたのがきっかけでした。

昼間の仕事よりもかなり稼げたキャバクラ時代

早速ナイトワークanという募集サイトから応募して「with・ウィズ」というお店で働くことにしました。

私の家から隣の市だったので身バレもしませんでした。

このお店は、日払いが可能で即日出勤でその日にお金をもらえたのもとても良かったです。

私が実際に稼げた月収は、週3～4日出勤で平均30～40万円ぐらいでした。

他の昼の仕事に比べたらものすごく稼げたと思います。

働く場所はビル内に入っているお店で照明は明るくイメージしていたより華やかでした。

ノルマが無い筈なのに実はノルマがあるのがキャバクラ

実際に働いてみて思ったことは、募集広告にはノルマは一切ありませんと書かれていて、ノルマがないなら楽だし私にも出来るかもと安易に考えていました。

ノルマがなければ、待機しているだけでも時給が発生するから楽な仕事だなと最初は思っていました。

しかし、実際に働きはじめて指名のお客様が居ないと、最初は何も言わなかったオーナー・店長・ボーイなどが「今日は指名のお客様が来るのか？」と確認してくるようになってきました。

一人も来ないとなると、営業の電話やメールをするように、プレッシャーをかけられます。

一方、指名が取れない子に対しては、店長の態度は冷たくなり、口調もきつくなります。

営業電話かけてこいと怒鳴られたり、閉店後に説教されることも多々ありました。

しかも、指名さえ取れればいいという訳ではなく、指名を沢山取った時でも「もっと取れるだろう」と言われたこともありました。

募集の時にノルマはないと謳っていても、客商売ですから結局は暗黙のノルマがあるのだと知りました。

ですから、店長から説教されるのではという重圧がその後も付きまとい、精神的にかなりこたえました。

お酒が飲めないと厳しく色々と経費がかかる夜の世界

仕事内容は指名があってから、お客様につきお酌をしながら会話をするというざっくりとした言い方ですが、キャバクラの募集ではお酒を飲めない子も大丈夫と求人誌には書かれていることがありますが、実際は違いました。

私はお酒が弱いため、ソフトドリンクを頼んでごまかしていましたが、お客さんに気づかれてお酒を足して飲まされたことがあります。

他には、お客さんが開けたボトルやシャンパンなどもっと強いお酒を飲まなくてはならないこともありとても大変でした。

もう一つは、接客のためにさまざまな経費がかかることもネックです。

お店側が負担してくれるのであれば問題ありませんが、たいていのお店では衣装代や携帯代は自己負担になります。

特に身なりを気にしなければならない仕事なので、ドレス代やヘアメイク代などには、かなりのお金がかかります。

健康的な生活を維持できず鬱病に

結果的に、私がキャバクラ嬢として働いて思ったことは、この仕事をすると、健康的な生活を送れなくなってしまうという事です。

昼間寝て、夜働く昼夜逆転の生活も体にこたえ、そして日光を浴びないせいで体調不良になっただけでなく、精神的にも不安定になってしまいました。

結局、心が落ち込んだ状態が長引いてしまい、うつ病になってしまい仕事も辞めざるを得なくなりました。

体や心までも蝕んでしまうのは、この仕事の一番恐ろしい部分だと思います。

厳しいノルマ、セクハラ、ストーカー、いじめ、これらは、他の会社でもあることだと思いますが、キャバクラは特に強く経験する世界だと思いました。

もちろん全てのお店が、私の体験談に当てはまる訳ではありませんが、逆に私の体験よりはるかに恐ろしいこともたくさんあるかもしれません。

メリットも大きいがデメリットもあるキャバクラ

この仕事は短時間で大金が手に入るなどメリットも多いのですが、しかしそれとひきかえに、数々のデメリットやリスクがあることを忘れないでほしいと思います。

メリットだけを見るのではなく、デメリットきちんと踏まえ、リスクを覚悟して働いて欲しいと思います。